トリミングをしていると、その犬の性格や、家庭内で誰が1番偉い立場かなどがよく分かります。しかし訓練士ではないから、家まで行って指導することはできません。
そこで「このワンちゃんはこんな性格だから、こうしてあげると犬の負担が減っておとなしくなりますよ」などとアドバイスする「しつけ美容」で、ペットと人のいい関係作りのお手伝いをしていくのも、これからのトリマーの役割だと考えています。
トリミングなどの授業で協力してもらうモデル犬は30頭!生徒1人につき2頭以上いることになります。
動物たちのお世話も学生たちが一生懸命やっていて、犬への理解を深めたり、責任を持って育てるということを学んでいます。
大きな特徴は「実践的なトリマーと本当に役立つ看護助手を育てよう」と設立した学校であるということ。学校と同じ敷地内に動物病院があり、いつも手術や治療に立ち会って実践的な指導を受けられます。
中には、「血を見るのが苦手」という人もいるけど、医療の現場を見ているからこそ、より専門的な知識が身につき、優しく生命を見つめることができるのです。